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収穫後損失 (青果) : ウィキペディア日本語版
収穫後損失 (青果)[しゅうかくごそんしつ]

「収穫後」とは農地での生産から、食卓に上るまでのバリュー・チェーンのあらゆる時点を指し、収穫、出荷、貯蔵、加工、包装、輸送、そして販売までを含む〔Mrema, C. G. and Rolle, S. R. (2002). Status of the postharvest sector and its contribution to agricultural development and economic growth. 9th JIRCAS International Symposium – Value Addition to Agricultural Product, pp. 13-20. 〕。
青果物のロスは収穫後の流通過程における重大な問題である。それは栽培条件から小売店での取り扱いまでのさまざまな要因が原因で起こる。明らかな食べものの無駄であるばかりでなく、生産にかけられた人の手間、農場に投入された資源、暮らし、投資や水のような貴重な資源の無駄でもある〔World Resources Institute (1998). Disappearing Food: How Big are Postharvest Losses? EarthTrends〕。しかし青果物の収穫後損失を見積もるのは難しい。農家によって収穫されたものがすべて消費者の手に渡ることもあれば、かなりの部分がロスになったり廃棄されたりすることもある。場合によっては、100%がロスになることもある。たとえば、値崩れによって、収穫して売るよりもそのまま畑に鋤きこんだ方が農家にとってコストがかからないときなどである。したがって、損失を平均の数値で見ることは誤解を招く恐れがある。ロスには価格や栄養価によって見られる質的なロスと、量的なロスとがあり得る。


==農地におけるロス==
収穫後損失に影響する要因は、作物が育った土から生産物が店に届いてからの取扱いまで多岐にわたる。収穫前の栽培における慣習は収穫後の結果に大きな影響を与えうる。植物は光合成呼吸のため、常に水を必要とする。過剰な降雨や灌漑は腐敗につながる恐れがある一方で、水の不足もまたダメージになり、さらに水が不定期に与えられることによっても、果実の急激な吸水による膨張に伴うひび割れが起きる可能性がある。栄養分の不足は生育不良や葉の退色、果実の異常な成熟やその他の要因によって生産物の品質を下げる可能性がある。過剰な肥料は果実の発達や収穫後の状態に悪影響を及ぼす恐れがある。適切な施肥管理がロスを減らすために重要である。雑草栄養素と土壌の水分を巡り、作物と競合する〔FAO Prevention of post-harvest food losses: fruits, vegetables and root crops - a training manual FAO Training Series 17/2, Rome, 1989〕〔Kader, A. A. (2005) (PDF). Increasing Food Availability by Reducing Postharvest Losses of Fresh Produce UC Davis〕〔Lopez-Camelo, Andres. Manual for the preparation and sale of fruits and vegetables – from farm to market. FAO, Rome 2004〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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